FBAR



FBAR の目的



 FBAR ( FinCEN Form 114 )の目的は、アメリカ国外にある金融口座を米国にむけて報告させる事です。FBAR ( FinCEN Form 114 )は、米国財務省の一部門であるFinCENに提出します。IRSとFinCENは、ともに米国財務省の機関ですが、別組織です。


※2013年より、FBARの提出は全てEファイル(オンラインによる電子申告)が義務付けられ、書面での提出は認められなくなりました。


  • FBAR : Report of Foreign Bank and Financial Accounts ( 外国銀行金融口座レポート )。FinCEN Report 114を提出します。
  • FinCEN : Financial Crimes Enforcement Network ( 金融犯罪取締執行ネットワーク )
  • IRS : Internal Revenue Service ( 内国歳入庁または米国国税庁と訳されています)
  • 米国財務省: United States Department of the Treasury



FBAR提出対象者


個人
  • 米国市民
  • 米国永住権保持者
  • 税法上の米国居住者
  • 税法上の米国非居住者で居住者としての申告を選択した者
法人
  • 米国会社
  • 米国パートナーシップ
  • 米国信託
  • 米国エステート




FBARの提出要件


 アメリカ国外の金融口座の合計残高が10,000ドルを超えると提出する必要があります。一時でも超えた場合は、提出する必要があります。
 

 例: A銀行に7,000ドル、B銀行に3,000ドル、C銀行に2,000ドルの金融口座を保有した場合、それぞれの金融口座は、10,000ドルを超えていませんが、合計金額が10,000ドルを超えるため、ABC全ての銀行の金融口座を報告する必要があります。


 ※ FABR ( FinCEN Form 114 )は、金融口座保有者それぞれが提出する必要があります。

 例: 確定申告を夫婦合算で行ったとしても、夫婦それぞれが別個にFBARを提出する必要があります。




FBARの提出期限


  FBAR ( FinCEN Form 114 )は、4月15日までにFinCenに対して報告する必要があります。


 ※ 2016年度から締め切りが6月30日から4月15日へと変更となりました)



FBAR報告対象のアメリカ国外の金融資産



  • 外国金融機関で保有されている金融口座
  • 米国金融機関の外国支店で保有されている金融口座
  • 署名権限を持つ外国の金融口座
  • 外国金融機関の金融口座に保有されている外国株式または有価証券(ただし内容は個別に報告する必要はありません。)
  • 法人による外国金融資産の間接持分(持分が50パーセントを超える場合)
  • 外国投資信託
  • あなたが譲受人である外国人またはアメリカ国内の譲渡人の信託が保有する外国口座
  • 現金価値を伴う外国発行の生命保険または年金契約


 ※外国とは、ここではアメリカ国外を意味します。



FBAR報告対象外のアメリカ国外の金融資産



  • 外国金融期間の米国支店で保有されている金融口座
  • 金融口座に保管されていない外国株式または有価証券
  • 外国のパートナーシップ持分
  • 外国株式および有価証券に投資する、アメリカ国内ミューチュアルファンド
  • 外国のヘッジファンドと外国のプライベートエクイティファンド
  • 直接保有している外国の不動産
  • 外国企業を通じて保有している外国の不動産
  • 直接保有している外国通貨
  • 直接保有している貴金属
  • 直接保有しているアート・アンティーク・宝石・車・その他コレクション等
  • 外国政府のよって提供されている社会保障


 ※ 外国とはここでは、アメリカ国外を意味します。



ペナルティ



 FBAR ( FinCEN Form 114 )の報告義務を守らなかった場合、ペナルティが課せられます。



非故意の場合
最大10,000ドルまでのペナルティが課せられます。
故意の場合
100,000ドルまたは、アメリカ国外の金融口座の残高の50パーセントのうち、大きい額の方が、ペナルティとして課せられます。


 ※ 民事罰に加え、刑事罰の対象となる可能性もあります。



 FBAR Case1 ページへ >>


<< TOP ページへ